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板材

一番基本的な板金材料

ABOUT

板材とは

板材とは、鋼鉄を板状に加工したもの

加工、設計を行う上で、金属板にどういった材質を用いるのか、加工を施すのかで、その製品の特徴・用途・加工可否が異なる。
そのため、金属板の加工を用いて製品の設計・製作を行う場合には、素材や加工方法について十分理解した上で行っていくことが非常に重要

TYPE

板材(弊社常備材)の種類

  • ステンレス
    SUS304(2B、研磨)

    SUS304は成分にクロムとニッケルを含むオーステナイト系ステンレスに分類される。ステンレスの中では最も広く流通しており、溶接性も優れていおり、鉄とそれほど違和感なく溶接することが可能。しかし、切削性はあまり良くはなく、鉄材に比べ粘性が高く、切削個所が加工硬化を起こす。この加工硬化によって、通常は非磁性であるSUS304が磁性を持つことがある。

  • ステンレス
    SUS430(2B、研磨)

    SUS430は、SUS304がクロム・ニッケルを含むのに対し、クロムのみを含むフェライト系ステンレス。SUS304と比較すると全体的な性能は劣る。しかし、SUS304に比べ、安価で入手しやすいため広く使用されている。耐熱性、耐食性、加工性に優れ、磁性を持っている点が大きな特徴。


  • 電気亜鉛メッキ鋼板/SECC

    両面を電気亜鉛メッキ後、リン酸塩皮膜処理と呼ばれる表面処理を施し、リン酸亜鉛、リン酸鉄の微小結晶の層を形成、金属そのものを錆させないようにしている。量産の板金加工物に使用されている材料。


  • SPCC

    SPCCとはJIS規格で規定される鋼材で最も一般的な薄板の冷間圧延鋼板の一つで、材質は炭素量0.15%以下の低炭素鋼。
    表面は滑らかで美しく、ミガキ、コールド、ミガキ鋼板等呼ばれる。この材料自体を板金(ばんきん)と呼ぶ場合もある。
    薄く曲がりやすいが強度がないため、力を受けるような部位には向かないが、薄板を使用したい場合には多用される。
    ※板厚0.4mmから3.2mmまでの板厚の規格材


  • 酸洗剤(酸洗鋼板材/熱間圧延鋼板/SPHC)

    SPHCは4種類ある熱間圧延鋼板(SPH)のうち一般用途規定されている材料で、炭素量がもっとも多い板材。炭素量が少なく、強度については細かい規定はなく、この鋼板は強度が求められるような用途には向かない材料。スラブを加熱してから引き延ばすことで製造され、熱間での圧延工程のあとはSPHCの表面に黒皮という黒い酸化皮膜で覆われており、そのままのSPHCは黒皮材と呼ばれる。また、非常に加工性が良く、塗装がしやすいことが特徴。しかし、とても錆びやすいためメッキや塗装は必須の材料。

  • アルミ
    A5052

    A5052は耐食性、成形性、耐海水性、および溶接性に優れている板材。非磁性で低温に強く、低温脆性が生じない。また、曲げ加工、切削加工や工作に向いている材料。

  • アルミ
    アルマイト材

    アルミニウムにアルマイト処理(陽極酸化処理)を行った板材。一般的にアルミニウムは錆びにくく、耐食性が良い。これは、アルミニウムが 酸素と結びつきやすく、空気に触れていると非常に薄い酸化皮膜を作りだす性質を持っている為。しかし、この皮膜は非常に薄い為、環境によっては化学反応で腐食する可能性がある。その為、アルマイト処理を行い腐食を防いでいる。

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